東大論文博士@創薬化学研究者のブログ

社会人が働きながら東京大学大学院で博士(薬科学)を取得したとある研究者の話

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【書籍】人名反応に学ぶ有機合成戦略

人名反応に学ぶ有機合成戦略

 

 

 

みなさん、有機化学の研究室に所属している人ならコレ持ってますよね?

 

有機合成で最も頻繁に使われる人名反応250項目を取りあげて,1項目見開きで簡潔に解説されています。

 

左頁には,人名反応の発見の経緯と歴史的背景,および反応機構が要領よくまとめられており,右頁にはその人名反応を用いた最近の主要な合成例を3例4例示してあります。

 

すぐに役立ちそうな反応ばかりであり、しかも,反応プロセスはフルカラーでわかりやすく表現されている.内容はよく練られており,数ある人名反応の書籍のうちで,信頼性,わかりやすさ,役立ち度,情報料の多さは群を抜いていると思います。

 

まさに人名反応の決定版で有機合成化学の最前線で活躍している方々に必須です。

 

私は初めて行う反応や、その反応の条件検討を行う際に必ず開くようにしています。

 

会社用と自宅用に2冊もっています。重いので持ち運ぶのは嫌なので。

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またケチつけるとしたら、なぜか参考文献がCD-Rになっていること。元文献を調べようとする気がうせるが我慢我慢(笑)

 

 

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