東大論文博士@創薬化学研究者のブログ

社会人が働きながら東京大学大学院で博士(薬科学)を取得したとある研究者の話

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2025-01-01から1年間の記事一覧

【保存版】論文博士取得までの道のり 〜働きながら博士号を取得した私の記録〜

大学を卒業し、研究職に就いてから10年以上が経過した頃。ある日、上司からふと「論文博士、目指してみないか?」と打診を受けました。それがすべての始まりでした。 論文博士(博士論文を提出するのではなく、複数の査読付き論文を元に博士号を取得する方式…

正確さの科学:有機合成の現場から見る真実

こんにちは、皆さん!今日は「正確さ」というテーマについて、私の研究室での体験を交えながらお話ししたいと思います。私は現在、ベンチャー企業で有機合成を専門に研究している者です。これまでの経験を通じて、正確さがいかに重要であるかを実感してきま…

ディールス・アルダー反応の魅力:有機合成の魔法を紐解く

こんにちは!今日は、私が有機化学の研究室での経験を通じて魅了された反応の一つ、ディールス・アルダー反応についてお話ししたいと思います。この反応は、化学の世界において非常に重要な役割を果たしており、特に薬化学の分野での応用は計り知れません。…

ヒーターの科学とアート:温かさの背後に潜む化学の秘密

皆さん、寒い季節がやってきましたね。寒い冬に欠かせない存在、それがヒーターです。私たちが日常生活で使うヒーターは、ただの暖房器具ではありません。実は、その背後には多くの科学と工夫が隠されています。この記事では、ヒーターの種類、働き、さらに…

安全キャビネットの重要性とその選び方

こんにちは!今日は、私が有機合成の研究室での経験を通じて学んだ「安全キャビネット」についてお話ししようと思います。研究室においては、さまざまな危険物質を取り扱うことがありますが、その中で安全キャビネットは非常に重要な役割を果たしています。 …

濃度計算の魅力:化学の世界を深く理解する鍵

こんにちは!今日は、私たちの研究室で日常的に使われる「濃度計算」についてお話ししたいと思います。薬化学の博士号を持つ私が、濃度計算の重要性や面白さを伝えられたらと思います。濃度計算は、一見難しそうに思えるかもしれませんが、実は私たちの研究…

CD3OD:有機合成の新時代を切り開く重水素化合物

皆さん、こんにちは!今回は、私が最近注目している化合物「CD3OD」についてお話ししたいと思います。CD3ODとは、一体何なのか?なぜその重水素化合物が有機合成の世界で注目されているのか、そしてどのような応用が期待されるのかを掘り下げていきます。 CD…

脱離反応とは何か?

こんにちは、皆さん!今日は有機化学の中でも非常に面白いテーマ、「脱離反応」についてお話ししたいと思います。私はベンチャー企業で研究員として働いており、日々の研究の中でこの反応がどのように活用されているのかを実感しています。脱離反応は、化学…

支持台の魅力とその重要性

こんにちは!今日は私が研究している「支持台」について、少し掘り下げてお話ししたいと思います。支持台は、有機合成や薬化学において欠かせない要素です。支持台の役割、種類、そしてその未来について語っていきます。 支持台とは? 支持台は、化学反応に…

反応条件の魔法:有機合成の舞台裏

こんにちは、皆さん!今日は、私が有機合成の研究室で過ごした日々から、反応条件についてお話ししようと思います。反応条件とは、化学反応を成功させるために必要な環境や設定のことです。これがうまくいくと、素晴らしい化合物が生まれますが、ちょっとし…

アルゴンガスの魅力:見えないけれども重要な存在

こんにちは!今日は、普段あまり注目されることのない「アルゴンガス」についてお話ししたいと思います。私が有機合成の研究室での経験を活かして、アルゴンガスの特性やその応用について、興味深い視点から掘り下げてみます。アルゴンガスは、私たちの生活…

白衣の背後に潜むドラマ:有機合成研究室の日常

皆さん、こんにちは!今日は私が所属するベンチャー企業の有機合成研究室にまつわる「白衣」の話をしていきたいと思います。白衣と聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?医療現場で働く医師や看護師、あるいは研究室での実験を行う研究者など、さまざ…

【薬化学博士直伝】精度の真実とその驚くべき世界

こんにちは、皆さん。私は有機合成研究室に身を置きながら、日々薬の設計と合成に取り組む研究員です。博士号も取得し、今はベンチャー企業の一員として、次世代の薬の開発に情熱を燃やしています。そこで本日は、「精度」という言葉に潜む奥深さと、その驚…

キャピラリーが指に刺さって血が吸われた!? 研究者の不意打ちエピソード

こんにちは、皆さん。私は有機合成の研究室に配属されている研究員で、薬化学の博士号を持つ者です。普段は慎重に化学反応を進め、未知の化合物の探索に勤しむ日々ですが、そんな私にも「ある日突然のアクシデント」が待ち受けていました。今日は、そのちょ…

なにもやる気が起きない。そんな時に考えるべきこと

「なにもやる気が起きない」と感じることは、誰にでもある悩みです。特に私たち研究者やクリエイターは、日々新しいアイデアや成果を求められるため、モチベーションが低下すると大きな影響を受けることがあります。今回は、そのような「やる気が出ない」状…

研究はスポーツだ!— 有機合成の魅力と挑戦

私が有機合成の研究室に配属され、薬化学の博士号を取得するまでの道のりは、まるでスポーツのようなものでした。研究は単なる知識の探求だけでなく、挑戦、努力、そして勝利の瞬間を伴う活動です。この記事では、研究とスポーツの共通点、そして有機合成の…

研究室から帰った後の勉強:私の挑戦と成長

こんにちは!薬化学の博士号を持つ有機合成の研究員です。私は現在、ベンチャー企業で研究に従事していますが、研究室から帰った後の時間をどのように活用しているかについてお話ししたいと思います。特に、研究と並行して勉強を続けることの重要性や、その…

研究者に英語力が必要な理由

私が有機合成の研究室に配属されてから、英語力の重要性を痛感する瞬間が何度もありました。特に、薬化学の博士号を取得した私にとって、国際的な研究の場では英語が共通語として機能します。今回は、研究者にとって英語力がなぜ必要なのか、その理由を深掘…

Birch還元中に腹痛がきたが、反応中だったのでトイレに行けなかった話

こんにちは、皆さん!今日はちょっとユーモラスでありながらも、科学者としての苦悩をお話ししたいと思います。題名にもあるように、私はBirch還元を行っている最中に腹痛に襲われたのです。大学院で薬化学の博士号を取得し、今はベンチャー企業で有機合成の…

ガラス器具を一日に3個割ってしまった日の話

皆さん、こんにちは。今日は、私が経験した少し間抜けな一日についてお話ししたいと思います。研究室での業務は多忙を極め、常に集中力が求められますが、そんな中で起きた「ガラス器具を一日に3個割ってしまった」という悲劇の物語です。 研究室の日常 私…

論文の読み方:有機合成研究者の視点から

こんにちは!今回は、有機合成分野において重要なスキルである「論文の読み方」についてお話ししたいと思います。私は薬化学の博士号を持つ研究員として、日々新しい研究成果や技術を学び続けています。その中で、効果的に論文を読み解くための方法論やコツ…

有機合成の面白さ:化学の魔法を解き明かす旅

こんにちは、皆さん!今回は私が有機合成の研究室での経験を通じて感じた「有機合成の面白さ」についてお話ししたいと思います。有機合成は化学の中で特に魅力的な分野であり、私たちの生活に密接に関わっています。薬化学の博士号を持つ私としては、特に医…

なぜ私は研究者になろうと思ったのか?——探求心が導いた道

「どうして研究者になったのですか?」 研究者として紹介される場面で、あるいは学生から質問されるとき、必ずといっていいほどこの問いを受けます。そのたびに少し考え込みながら、自分の原点に立ち返るのですが、今回はその思いを言葉にしてみたいと思いま…

実験がうまくいかなくて悩んでいる君へ

こんにちは。もし今、あなたが「実験がうまくいかない」と悩んでいるなら、その気持ちは痛いほど分かります。「どうして自分だけ失敗するんだろう」「周りは結果が出ているのに、自分だけ進まない」「もう研究が嫌になりそう」そんなふうに感じた経験、研究…

実験の時に履く「静電靴」とは?その仕組みと重要性を徹底解説

実験室での安全対策といえば、白衣、ゴーグル、手袋といった装備がまず頭に浮かびますが、**「足元」**の安全について考えたことはありますか?中でも、化学・電子系の研究室やクリーンルームで欠かせないのが「静電靴」です。 「普通の運動靴じゃダメなの?…

試験管のリム(縁)が持つ意外な役割とは?

実験器具の中でも、最も基本的でありながら奥深い存在——それが「試験管」です。化学の授業や実験室で一度は使ったことがあるであろうこのガラス器具には、驚くほど多くの工夫が凝らされています。今回はその中でも、普段はあまり注目されることのない「リム…

研究者が持っておくべきアイテム10選|日々の研究を支える“相棒”たち

研究者という仕事は、ひたすら頭を使う知的労働である一方、驚くほど“道具”に左右される側面もあります。使いやすいノートひとつで実験の記録が効率的になり、快適な椅子やPC環境ひとつで集中力が大きく変わる。特に大学や研究機関で働く人や大学院生は、限…

【選択】博士課程には進まなかった。しんどかったから——研究室生活で感じた限界と、その先の選択

「なんで博士には進まなかったの?」大学院修士課程を終えて就職した今でも、たまに聞かれることがある。 確かに、周囲には博士課程に進む人も多かったし、指導教員からも「博士も視野に入れて考えてみたら?」と何度か言われたこともある。研究という営みそ…

【考察】研究室生活がどれだけしんどいか本気で考える

こんにちは。今回は「研究室生活がどれだけしんどいか」について、真面目に、そして本気で書こうと思います。理系の学生なら誰もが避けて通れない研究室配属。進学してから一つの区切りのように感じていたあの日、僕はこう思っていました。 「これで本格的に…

なぜ一流の研究者はランニングをするのか?——走ることと研究の深い関係

「最近、走ってる?」研究者同士の何気ない会話の中に、こんな問いが紛れ込んでいるのを耳にしたことはないでしょうか。 実は、ノーベル賞受賞者や大学教授、有名な科学者の中には、日常的にランニングを習慣化している人が非常に多いです。 たとえば—— ノー…

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