東大論文博士@創薬化学研究者のブログ

社会人が働きながら東京大学大学院で博士(薬科学)を取得したとある研究者の話

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【書籍】創薬科学入門 ―薬はどのようにつくられる?

 

 

 

創薬科学入門 ―薬はどのようにつくられる? 

 

 

 

 

 

本書は佐藤健太郎さんが書いた本です。あの「有機化学美術館」を立ち上げた方です。

 

 

基礎編では、創薬の基礎知識をわかりやすくかみ砕き、読み物風に解説しています。

がっつりした教科書はちょっとまだ難しいという方にお勧めです。

 

 

応用編では、現代の重要疾患に対する創薬がどのように行われているのかを疾患ごとに説明しています。

 

社会にインパクトを与えた新しい医薬「, C型肝炎治療薬ソホスブビル(ソバルディ)」や「抗がん剤ニボルマブ(オプジーボ)」なども登場,さらにAI(人工知能)を使ったこれからの創薬についても解説しています。

 

 

薄い本で、コンパクトにまとめられているのでサクッと読み切ってしまいましょう。

 

 

 

内容は以下

 

第1章 医薬とは何か
第2章 医薬が世に出るまで
第3章 医薬のベストバランス
第4章 創薬を支える新技術
第5章 天然物からの創薬
第6章 プロセス化学
第7章 抗体医薬とゲノム創薬
第8章 抗生物質と抗ウイルス剤
第9章 高血圧治療薬
第10章 高脂血症治療薬
第11章 変容する抗がん剤の科学
第12章 糖尿病治療へのさまざまなアプローチ
第13章 精神病治療薬
第14章 鎮痛剤
第15章 医薬の未来

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