東大論文博士@創薬化学研究者のブログ

社会人が働きながら東京大学大学院で博士(薬科学)を取得したとある研究者の話

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【書籍】使える!有機合成反応241実践ガイド

 

反応の本はいくつ持っていても良い

 
 
 
 
 
今すぐ役立つ新しい反応について,「発見の経緯」から「反応機構」「どう使われ,どう応用されているか」「実際に使うときのコツ・注意点」までをコンパクトにまとめた本です。
 
 
ただ、本はでかいです...
 
 
各反応の改良点や課題にも詳しく触れており,合成化学者にとって有用な情報が満載です。
 
 
人名反応、人名が付いていない反応の本は複数出版されていると思いますが、私はこの類の本が好きなので、集めてしまいます(笑)
 
 
内容的に被ることがあるけど、復習にもなるし、違う視点で書いてあるから新たな発見があります。
 
 
 
 
 
 
 
 
内容は以下です

Part1 C-C結合生成反応
 アシル化反応
 アルキニル化反応
 オレフィン化反応
 カルボニル化反応
 環化反応
 共役付加反応
 Knoevenagel反応
 Claisen縮合反応
 クロスカップリング
 ほか

Part2 不斉C-C結合生成反応
 アルキニル化反応
 向山アルドール反応
 共役付加反応
 酸化的環化反応
 Diels-Alder反応
 Friedel-Crafts反応
 Mannich反応
 アジリジン化反応
 ほか

Part3 C-X結合生成反応
 求核的ホウ素化反応
 フッ素化反応
 アザMichael付加反応
 Ullmann反応
 環化反応
 クロスカップリング
 エステル化反応
 重合反応
 シリル化反応
 ほか

Part4 C-C結合切断反応,酸化還元反応および光学分割
 エステル化反応
 ペリ環状反応
 アルコール酸化反応
 Baeyer-Villiger反応
 接触水素添加反応
 速度論的光学分割
 ほか
 
単なる人名反応と違って、反応のチョイスが違うので新鮮に感じると思います。
 
 
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