東大論文博士@創薬化学研究者のブログ

社会人が働きながら東京大学大学院で博士(薬科学)を取得したとある研究者の話

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【研究】就職活動を思いだす

会社で就職活動が話題にあがったので、自分の就職活動についても振り返ってみたい。

 

 

化学が好き、物作りが好きということで、有機化学の全合成の研究室に入ったが、B4の時から製薬を目指していたと思う。

面接のイラスト「就職活動中の男性」

 

私の時は就職氷河期だったので、製薬、化学系メーカーに片っ端からエントリーシートを出していった。

 

 

そして、信じてもらえないかもしれないが合計100社にエントリーした。

 

 

 

100社にエントリーシートを出すとなれば、実験している余裕なんてなく、就職活動中は大学に行かない日もあったと思う。

 

 

教授には大分迷惑をかけた....

 

 

最終的には運よく製薬5社から内定を頂いた。メドケムとプロセスの内定を頂いたが、興味のあったメドケムで内定を出してくれた企業を選んだ。

 

 

面接もたくさんやったので、かなりコツも掴んだと思う。

 

 

一番就活の面接で大事だなと思ったのは、面接官の立場になって考えてみることに尽きると思う。

 

 

面接官は一日に何人も学生を見るわけで、平凡な学生は印象に残らない。特に、定型文のような受け答えを卒なく行う学生なんて、正直おもしろくないし忘れる。

 

 

研究内容がしっかりしていることももちろん大事だと思うが、自分は他の人とここが違う、ここなら負けないということを、自分の言葉でしっかり表現でき、面接官の印象に残るかどうかが重要だと思う。

 

 

自分の場合は、B2の時に危険物取扱者甲種の資格を取った。B2で必要な化学の授業の単位が集まり、受験できるので、すぐに受験した。

 

 

この話をある製薬会社の面接で話したところ、ちょうどうちの会社の社員にも危険物の免許を取らせているところ。学生のうちに取るなんて意識が高いと言われた。

 

正直、強烈な印象を面接官に残せたと自分でも感じ、案の定その企業から内定をもらった。

 

 

就職活動をしている方、これからする方、自分の武器、他人より優っている点は何か今一度考えてみてください。

 

 

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